男性でもエイジングケアのために化粧品を使ったり、メンズエステを利用する方が増えてきました。
そんな中でも一歩進んだメンズ美容として、クリニックでの美容医療を受ける男性もいます。
クリニックでの美容医療は気になるお肌のお悩みやシミなどの患部を診察し、治療として施術してくれるため、エステサロンなどでは感じられない高い美容効果が期待できるのです。
特に男性の場合は何から始めたらいいのかわからない方も多いため、自己流ケアをせずにクリニックを利用した方が的確な治療が受けられるので、早く改善します。
男性の中でもお悩みの多いシミについて、クリニックで受けられるレーザー治療を3種類ご紹介します。
男性でシミが気になり始めた方や、美容医療を利用してみたい方はぜひ最後までお読みになり参考にしてください。
Contents
1.QスイッチYAGレーザー
QスイッチYAGレーザーは、気になるシミにピンポイントで反応するのが特徴のレーザーです。
長さの違う2種類のレーザーを照射できるので、肌表面のシミから深部のシミまで対応しています。
施術料金相場:1㎝×1㎝5,000~10,000円(1回)
施術回数:3ヶ月~6ヶ月に1~2回
施術時間:5~30分
QスイッチYAGレーザーのメリット
- 濃いシミに効果的
- 1回でも効果を実感しやすい
- 周辺の肌に負担をかけない
ピンポイントでシミの元となるメラニン色素をターゲットにするため、濃いシミに向いています。
顔に1点シミがあるだけでも老けた印象を与えてしまうので、目ではっきり見えるシミをなくしたい方におすすめです。
照射する頻度は3~6ヶ月に1回、3~5回程度を推奨しますが、レーザーの中でも照射するパワーが強いため、1回の施術でも効果を実感しやすいです。
一度施術を受けて様子を見てから再度施術を受けるのもいいでしょう。また、シミ周辺の肌組織への負担が少ないのもメリットです。
QスイッチYAGレーザーのデメリット
- 痛みを感じやすい
- ダウンタイムがある
レーザー治療は、ゴムでパチンと弾かれたような痛みを感じることがありますが、QスイッチYAGレーザーは濃いシミや深いシミに反応しやすいため、その分痛みを感じやすいというデメリットがあります。
痛みが気になる方は麻酔クリームで表面麻酔ができるクリニックを選ぶといいでしょう。
照射後は一時的に照射した部分が濃くなってかさぶたになり、剥がれ落ちることがあります。照射してから肌が元の状態に落ち着くまでの期間をダウンタイムと言いますが、シミの状態によっては2日~1週間程度の期間がかかります。
ダウンタイムを短くしたい場合は、照射するパワーを弱くして回数を多くするという方法もあります。
QスイッチYAGレーザーは、こんな人におすすめ
- 気になるシミだけを消したい人
- 若い頃に日焼けをしていた人
- エステの光美容では改善しなかった人
深いシミや濃いシミを得意としているので、気になるシミだけを消したい人に向いています。
また、セルフケアやエステでは改善しなかったシミにも対応できます。
若い頃に日焼け止めを塗らずに焼いていたり、シミ予備軍が気になる方は、肌表面に出てくる前の段階のシミにも効果を発揮します。
2.ピコレーザー
ピコレーザーはシミだけでなく、くすみにも効果的なレーザーです。
1台で3種類の照射モードがあるため、使いわけることでシミやお肌のお悩みに的確な種類のレーザーを照射できます。
- ピコトーニング
- ピコフラクショナル
- ピコスポット
ピコトーニングは低出力のレーザーで痛みが少なく、くすみなどの肌全体のお悩みに効果的です。
ピコフラクショナルは集中したレーザーを肌深部に当てるため、ニキビ跡やシワの改善が期待できます。
ピコスポットは気になる部分に集中的に照射するので、シミや色素沈着の除去に効果的です。
施術料金相場:トーニング全顔10,000~25,000円/フラクショナル全顔20,000~30,000円/スポット1㎝×1㎝15,000~20,000円(各1回)
施術回数:トーニング・フラクショナル1ヶ月に1回3~3回/スポット3ヶ月~6ヶ月に1~2回
施術時間:5~30分
ピコレーザーのメリット
- どんなシミにも対応できる
- ダウンタイムが少ない
- くすみや毛穴の開きにも効果的
3種類のレーザーに切り替えられるため、顔全体にある薄いシミから、1点の目立つ濃いシミにも対応できます。
また、ダウンタイムが少ないので短期間で治療ができるのもメリットです。
ピコレーザーのデメリット
- 施術料金が高い
- 施術後に色素沈着などの肌トラブルを起こす可能性もある
ピコレーザーは比較的新しい種類のレーザーのため、ほかのレーザー治療と比べて施術料金が高い傾向にあります。
また、3種類のレーザーを照射できるというメリットがありますが、お肌の状態によってはレーザーを照射したことで色素沈着や肌トラブルを起こしてしまう可能性もあります。
メリットだけでなくリスクもあるので、施術前にはしっかり相談して納得してから受けるようにしましょう。
ピコレーザーは、こんな人におすすめ
- シミが多い人
- シミを一気になくしたい人
- くすみや毛穴の開きも改善したい人
- ダウンタイムなく治療をしたい人
あらゆるシミに対応できるため、シミ治療が初めての方には選びやすいレーザーです。
始めの数回は顔全体に照射し、くすみや薄いシミが気にならなくなってきたら、気になる部分だけ集中的に照射するという方法もあります。
3.フォトフェイシャルM22
レーザーが単一の集中した光なのに対して、フォトフェイシャルはカメラのフラッシュのような光を面で照射します。
そのため、広範囲に照射できるので複数のターゲットに同時に治療ができます。
施術料金相場:全顔20,000~30,000円(1回)
施術回数:1ヶ月に1回4~5回
施術時間:15~30分
フォトフェイシャルM22のメリット
- 痛みが少ない
- ダウンタイムが少ない
- ほかの治療とも併用できる
痛みが少ないので、照射時のゴムで弾かれたような一瞬の痛みが苦手な方に向いています。
施術後はほとんどかさぶたにならずにシミが薄くなるので、人前に出ることの多い方やダウンタイム期間が取れない方などはよく利用されています。
肌への負担が少ないので、ダーマペンやピーリングなど他の施術とも併用できます。
フォトフェイシャルM22のデメリット
- 濃いシミには効果が薄い
- すぐに効果を実感しにくい
ピンポイントで治療するレーザーと比べ、面で照射をするため効果の出方が穏やかです。そのため、シミの濃さや深さによっては数回の治療が必要な場合もあります。
フォトフェイシャルM22は、こんな人におすすめ
- 顔全体のシミが気になる人
- 痛みの少ない治療をしたい人
- 肌トラブルなどのリスクを避けたい人
- ダウンタイムの期間が取れない人
フォトフェイシャルは薄いシミや顔全体のくすみに効果的です。
濃いシミを薄くしていくには回数がかかりますが、ダウンタイムのない治療をしたい方や、痛みをあまり感じずに治療を受けたい人に向いています。
フォトフェイシャルの光はレーザーと比べて穏やかなので、施術後の赤みや乾燥、肌トラブルを避けたい方には利用しやすいでしょう。
まとめ
レーザーの種類によって得意としているシミは様々で、シミができる原因やシミの色や深さによって適したレーザー機器は違います。
気になるレーザー機器からクリニックを選ぶのもいいですが、まずはシミがどのようなタイプで、どのような治療が適しているのか自己判断せず、診察で診てもらったほうが早いでしょう。
美容クリニックや皮膚科ではカウンセリングの相談だけの対応もしています。
男性が利用できる美容クリニックもあり、男性専用クリニックも増えてきているため、ひと昔前と違って気軽に利用できるので敷居は高くありません。
シミのレーザー治療を受けてみたい方は、まずはカウンセリングから利用してみてはいかがでしょうか。